Tuesday, February 06, 2018 11:14 AM

民主反論文書の公開判断へ ロシア疑惑でトランプ氏

 米大統領選を巡るロシア疑惑で連邦捜査局(FBI)の捜査が偏向していると非難する共和党作成の文書が公開されたことに関し、下院情報特別委員会は5日、野党民主党が「共和党文書の誤りを正す」と反論するため作成した文書を公開することを全会一致で可決した。文書は機密情報を含む可能性があり、トランプ大統領が5日以内に公開の是非を判断する。

 これに先立ち、トランプ氏は同委員会の民主党トップであるシフ筆頭委員を「うそつきで情報漏えい者だ」とツイッターで攻撃した。トランプ氏は共和党文書の公開で自陣営の潔白が示されたとしており、民主党の動きをけん制する狙いとみられる。

 共和党文書はトランプ氏の承認を受けて今月2日に公開された。民主党は議会に提供された機密情報の一部を都合よく引用し、捜査に問題があるとの主張に沿う形で作られたと批判している。(共同)