Tuesday, February 06, 2018 11:15 AM

トヨタ純利益2兆4000億円 18年3月期予想、過去最高

 トヨタ自動車は6日、2018年3月期連結業績予想を上方修正し、純利益が前期比31.1%増の2兆4000億円と2年ぶりに過去最高を更新すると発表した。昨年11月の見通しから4500億円上積みした。トランプ政権の税制改革に伴う法人税減税で利益が押し上げられる。円安も寄与する。

 売上高も5.1%増の29兆円に上方修正し、過去最高となる。従来見通しに比べ5000億円増やした。本業のもうけを示す営業利益は10.3%増の2兆2000億円に引き上げた。

 小林耕士副社長は東京都内で開いた決算会見で、営業利益予想について「円安の影響を除けば減益だ」と強調し、収益改善に取り組む考えを示した。円安が前年実績から2400億円の増益要因となる見通し。米法人税減税も一時的な増益要因のため、好業績が続くかは見通せない。(共同)