Wednesday, February 07, 2018 10:59 AM

中国、WTOに協議要請 米セーフガードに反発

 中国は6日、米国が発動を決めた太陽電池製品などに対する緊急輸入制限(セーフガード)を巡り、世界貿易機関(WTO)に米国との協議を要請した。ウォールストリート・ジャーナル電子版などが報じた。米国の保護主義的な措置に中国は反発しており、両国間の貿易摩擦が鮮明になってきた。

 セーフガードは、中国と韓国のメーカーが強い競争力を持つ太陽電池製品と住宅向け大型洗濯機が対象。トランプ大統領は1月23日、輸入急増で米企業が損害を受けているとして2月7日から発動するよう命じる文書に署名した。中国はWTOルールに違反するとして、損害の補償を求める協議を要請した。

 同様の要請は韓国も既に行っている。協議が不調に終わった場合、中韓はWTOの紛争解決機関に提訴する可能性がある。(共同)