Thursday, February 08, 2018 11:23 AM

区立小「制服」アルマーニ 銀座、保護者が負担と苦情

 東京・銀座にある中央区立泰明小学校がイタリアの高級ブランド「アルマーニ」がデザインした高額な「制服」を今春から採用することを決め、保護者から「負担が重すぎる」との苦情が寄せられていることが8日、区教育委員会への取材で分かった。他に帽子やバッグなどを含めると一式8万円を超え、国会で野党議員が取り上げるなど物議を醸している。

 区教委によると、同小の制服は着用が義務付けられていない標準服。校長から昨年夏に変更の意向を伝えられた。区教委はPTAや地域住民と十分話し合うよう指導したが、その後、保護者から「なぜアルマーニなのか」「十分な説明がない」などの苦情が5件あった。

 区教委は保護者らへの説明が不十分だと改めて指導。しかし、生産が進み、取りやめられないため、在校生に適用しないことを確認した上で、区教委として「将来に向けいろいろな選択肢を検討する」との見解を示した。(共同)