Wednesday, August 10, 2016 10:14 AM

スマートメーター市場、5年後は70億ドル規模か

 運輸省道路交通安全局(NHTSA)はこのほど、企業平均燃費(CAFE)を達成できなかった自動車メーカーに科す罰金の大幅引き上げを発表した。

 IHSによると、罰金に関する新規則は7月5日の連邦官報に掲載され、1975年に定められた「燃費0.1マイル/ガロン(mpg)の超過につき5.50ドル」という規則を「0.1mpgの超過につき14ドル」へと大きく引き上げる内容になっている。

 CAFEは、自動車メーカーがそれぞれ自社製の平均燃費を算出し、基準を達成できなければ罰金が科される制度。基準を超えた場合、その年に販売した車両の数だけ罰金が科され、メーカーに与えられているクレジットから引かれる。

 新規則は2015モデルイヤー以後が対象になるが、NHTSAは同年以降の各メーカーの達成状況は明らかにしていない。

 オートモーティブ・ニュースによると、あるメーカーの燃費基準対策担当幹部は「当局の決定で一番迷惑なのは、基本的に何の前触れもないことだ。規則への対応計画はいつも推測に基づいて決めている。連絡もなく突然変更し、説明もないことは実に厄介だ」と話した。

 官報は「罰金引き上げを認める法律は15年11月に連邦議会を通過し、16年2月に連邦予算管理局(OMB)が民事上の罰金算定法改定の指針を出した」と説明している。