Tuesday, February 13, 2018 10:50 AM

小中女子の体力、最高更新 運動「週60分未満」減少

 スポーツ庁は13日、小学5年と中学2年の全員を対象に実施した2017年度全国体力テストの結果を公表した。小5女子は4年連続、中2女子は3年連続で、いずれも実技8種目の合計点の平均値が08年度の調査開始以降で最高を更新。体育の授業を除いた1週間の運動時間を「60分未満」と答えた割合もここ数年で大きく減少した。小5と中2の男子の平均値はおおむね横ばいだった。

 運動習慣が少ない層は女子に多く、各地の学校では、休み時間に全校で外遊びをする活動を自治体と連携して実施したり、生徒会主催でレクリエーション大会を行ったりして、運動時間の確保に努めている。スポーツ庁は「こうした地道な取り組みが女子の結果を底上げし、平均値の上昇にもつながった」と分析している。

 合計点(80点満点)の平均値は、小5女子が55.72点(前年度55.54点)、中2女子が49.80点(同49.41点)。小5男子は54.16点(同53.93点)、中2男子は41.96点(同42.00点)だった。(共同)