Tuesday, February 13, 2018 10:52 AM
金氏、南北関係改善を指示 韓国対応に異例の謝意
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は12日、平昌冬季五輪を機に韓国を訪問した最高人民会議の金永南常任委員長や妹の金与正党第1副部長ら高官代表団から、文在寅大統領との会談や米国の動向について詳細な報告を受けた。正恩氏は韓国側の手厚い対応に異例の「謝意」を表明。南北関係改善に向けた実務的対策を指示した。朝鮮中央通信が13日伝えた。文氏は同日「米国も北朝鮮と対話する意思がある」と強調。対話推進へ周辺国説得を本格化させた。
米紙ワシントン・ポストは11日、訪韓したペンス米副大統領が同紙に対し、北朝鮮との直接対話の用意があるとの見解を示したと報じていた。安倍晋三首相は13日の衆院本会議で「副大統領とは綿密に擦り合わせており、圧力を最大限まで高める方針で完全に一致している」と述べた。
韓国の千海成統一次官は13日、長嶺安政駐韓日本大使と面会した。米側の姿勢についても説明した可能性がある。14日には駐韓中国大使にも最近の情勢を説明する予定。南北対話に中国より厳しい目を向ける日本への対応を優先したもようだ。（共同）
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