Wednesday, February 14, 2018 10:54 AM

「米存亡に関わる脅威」 情報長官が北朝鮮けん制

 コーツ米国家情報長官は13日、上院情報特別委員会の公聴会で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮は「米国の存亡に関わる脅威になり得る」と危機感を表明、「どう対応するのか、決断の時はかつてないほど迫っている」と述べ、北朝鮮をけん制した。「目標は平和的解決だ」として、最大限の圧力をかけ続けて姿勢転換を迫る方針を強調した。

 コーツ氏は北朝鮮が今年も核・ミサイル関連の実験を続けるだろうと予測。北朝鮮の李容浩外相が昨年9月の訪米時に言及した太平洋上での水爆実験に踏み切る可能性や、核だけでなく生物、化学兵器を追求していることへの憂慮も示した。

 ポンペオ中央情報局(CIA)長官は同じ公聴会で、米軍が限定攻撃に踏み切った場合の北朝鮮の反応について「分析した」と述べたが、詳細の証言は控えた。核開発にまい進する北朝鮮の姿勢に「変化の兆しはない」と語った。(共同)