Wednesday, February 14, 2018 10:55 AM

米政権、FBIと説明矛盾 秘書官DV疑惑

 ホワイトハウス秘書官がドメスティックバイオレンス(DV)の疑いを報じられて辞任した問題で、連邦捜査局(FBI)のレイ長官は13日、秘書官の経歴調査の結果を昨年3月から政権側に報告し始め、今年1月に完了したと議会証言した。トランプ政権がDV疑惑を知りながら雇用を続け、事実と異なる説明をしていた可能性が強まった。

 ホワイトハウス当局者の適格性を調べる経歴調査はFBIや情報機関が実施。調査を通過できなければ重要情報に接することができなくなり、当局者としての職務遂行は困難になる。

 政権はDV疑惑が2月6日に報道された後、経歴調査は続いており、ポーター秘書官は疑惑を否定しているとして、秘書官として仕事を続けたことに問題はないと説明していた。また、DV疑惑を「完全に知った」のは報道後だと主張した。(共同)