Tuesday, February 27, 2018 10:44 AM

シリア、時限停戦始まる 政権軍、攻撃を再開

 シリアのアサド政権軍を支援するロシアのプーチン大統領は、シリア首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域、東グータ地区での戦闘を27日から毎日、午前9時から午後2時まで停止するよう命じた。ショイグ国防相が26日明らかにした内容としてインタファクス通信が報じた。東グータ地区では27日、5時間の時限停戦が実施された。

 シリア人権監視団(英国)によると、政権軍は時限停戦に反し同地区内への攻撃を再開、複数の市民が死傷し停戦の実効性が疑問視されている。

 シリア全土で30日間の戦闘停止を求めた国連安全保障理事会の24日の決議後も、市民が巻き添えとなる空爆が続き、東グータでの市民の死者数は18日以降で560人超となった。(共同)