Wednesday, February 28, 2018 10:56 AM

外国人宿泊7800万人 17年、過去最多更新

 観光庁は28日、2017年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人の延べ人数は前年比12.4%増の推計7800万人(速報値)で、過去最多を更新したと発表した。三大都市圏を除く地方が全体の40.9%を占め、伸び率も三大都市圏を上回る15.8%だった。格安航空会社(LCC)などの発着が増えた東北や九州を中心に好調だった。

 都道府県別の宿泊者数は、東京がトップの1903万人で、大阪1171万人、北海道743万人、京都559万人、沖縄460万人と続いた。

 伸び率でみると、青森の60.3%が最も高く、大分59.3%、佐賀51.9%、熊本51・7%の順。いずれも中国や韓国のLCCなどの増便が寄与した。2回目以降の訪日で東京、京都、大阪といった「ゴールデンルート」以外の地域を訪ねる客が増えたことも要因とみられる。(共同)