Wednesday, February 28, 2018 10:56 AM

「伊調馨選手にパワハラ」 レスリング関係者が告発状

 女子レスリングで五輪4連覇を果たし、国民栄誉賞も贈られた伊調馨選手が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを繰り返し受けたとして、レスリング関係者が1月、代理人弁護士を通じ、内閣府の公益認定等委員会に告発状を出していたことが28日、分かった。代理人弁護士の事務所が明らかにした。

 栄氏は28日に取材に応じ、告発内容を否定した上で「協会と話し合って対応を決める。五輪4連覇に一生懸命協力したのに、なぜこんなことになったのか」と話した。

 告発状によると、伊調選手は2004年のアテネ五輪と08年の北京五輪を連覇した後、指導を受けていた栄氏の意に反して、練習拠点を愛知県から東京都へ移動。それをきっかけに、伊調選手への嫌がらせが始まったとしている。(共同)