Wednesday, February 28, 2018 10:58 AM
イバンカ夫妻に強まる逆風 米、縁故主義の危うさ露呈
トランプ大統領の長女イバンカ氏の夫クシュナー大統領上級顧問に対する逆風が強まっている。ロシア疑惑で捜査されている上、ホワイトハウス当局者としての適格性が問われて最高機密へのアクセスが遮断された。中国などとの不透明な関係への懸念も浮上し、トランプ氏による縁故主義の危うさが改めて露呈した。
機密制限に踏み切ったケリー大統領首席補佐官ら軍出身の高官とクシュナー氏らトランプ・ファミリーの対立が深まる中、イバンカ氏の大統領補佐官としての資質を疑問視する声も上がり、政権内で夫妻の影響力が低下するとの見方もある。
ニューヨークで不動産企業を経営していたクシュナー氏はトランプ氏の選挙活動に参加し、トランプ氏に重用されて政治経験がないまま政権に入った。中東などの外交や通商政策に関わり、トランプ氏と安倍晋三首相の首脳会談にも同席した。(共同)
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