Tuesday, March 27, 2018 10:19 AM

がんゲノム医療、4月始動 全国111病院で

 厚生労働省は27日、がん患者の遺伝子を調べて最適な薬や治療法を選ぶ「がんゲノム医療」が受けられる全国100カ所の連携病院を公表した。既に選定されたブロックごとの11の中核病院と協力して、4月から条件に合ったがん患者らに医療を提供する。

 体制整備を進めてきた国立がん研究センターの間野博行研究所長は「最初は年1万人の利用を想定している。検査結果によって患者の治療選択肢が増えることは大きなメリットだ」と語った。

 連携病院の基準を満たした病院が申請していた。東京医大病院など都市部の病院が多く、群馬など5県にはないが、厚労省は今後追加し、全ての都道府県に設置する方針。(共同)