Friday, July 13, 2018 11:49 AM

プラごみで作った水上公園、オランダでオープン

 自動車大手アウディの環境活動を統括するアウディ環境基金(ドイツ)は、オランダの環境団体リサイクルド・アイランド・ファンデーションと合同で、オランダのロッテルダム港ライン埠頭にプラスチックごみから作った水上公園をオープンした。

 グリーン・カー・コングレスによると、水上公園は、特別設計の収集設備で地元のニューマース川から回収したプラスチックごみを分別、再生して作った浮遊式の公園。港を訪れる観光客や住民の憩いの場として使われる。

 プラスチックごみによる海洋汚染は世界的な問題で、両団体はこの問題の解決を支援している。川や海に浮遊するごみの98%以上は水深1メートル内にあり、そのほとんどは50センチ以内にあるという。

 両団体の収集設備は、プラスチックごみが川や港から海に出て行かないようにする役目を果たしており、網で集めたごみが強い波によって再び流されないような仕組みになっている。集まったプラスチックごみは圧縮、溶接、3D(立体)印刷などさまざまな技術を使って六角形の浮体に再生されている。

 ロッテルダム港の水上公園は広さが140平方メートルで、1個5平方メートルの浮体をつなげて造られており、苔や高さ数メートルの樹木を植えることもできる。ほとんどの浮体は中に空洞を持った構造のため、植物は根を伸ばし、水面下には藻など水生植物が繁殖できるようになっており、それらが水生生物の餌にもなる。

 浮体は動かすことができるため、憩いの場のほか屋外コンサートのステージなど多様な使い方が可能。両団体はほかの場所でも水上公園の建設を計画しており、2018年はベルギー・ブリュッセルのシャルルロワ運河とインドネシアのアンボン島に収集設備が設置される予定だ。