Wednesday, December 05, 2018 8:42 AM

ボルボとルミナー、先進センサー技術を発表

 スウェーデンのボルボ・カーズとライダー(光による検知・測距装置)開発の新興企業ルミナー(Luminar、カリフォルニア州)は、11月下旬に始まったロサンゼルス自動車ショーで、共同開発した最新のライダー・センサーと認知機能を展示した。

 ボルボのプレスリリースによると、新しい技術は腕や足といった部位まで含めた詳細な人の姿勢を検知でき、既存の技術を大きく超える最大250メートルの範囲で物体を検出できる。

 パルスレーザー信号を使って物体を検出するライダー技術は、カメラやレーダーとともに自動運転車の認知機能を構成する重要なセンサーであり、車が複雑な交通状況の中を安全に走行できるよう、信頼性の高い長距離認知機能を提供する。

 ボルボは6月、技術革新が見込める新興企業を対象とする投資ファンド「ボルボ・カー・テック・ファンド」を通してルミナーに出資しており、この投資によってボルボ車への搭載を想定したセンサー技術の開発とテストに重点を置く両社の提携が強化された。

 ルミナーの高解像度ライダーは、歩行者の詳細な情報を収集でき、姿勢などのデータからその人が何をしようとしているか判断することができる。ボルボのヘンリック・グリーン上級副社長(研究開発担当)は「自動運転技術は人間の限界を超え、運転を新たなレベルへと安全に導く。安全性が高まるという見通しこそが、ボルボが自動運転車のリーダーになりたい理由だ。この技術は究極的に顧客と社会全体に新しい利益をもたらすだろう」と話している。

https://www.media.volvocars.com/global/en-gb/media/pressreleases/246168/volvo-cars-and-luminar-show-groundbreaking-autonomous-technology-development-at-automobility-la-2018