Friday, January 18, 2019 9:14 AM

JTBハワイ、プロテラ製電動バスを3台購入

 ハワイ州の旅行サービス業者JTBハワイは、プロテラ(Proterra、カリフォルニア州)製の電動バス3台と出力60キロワット(kW)のプラグイン式充電器を2台購入する。

 グリーンカー・コングレスによると、JTBハワイは、サステイナビリティ(持続可能性)を強化するツアー用車両の提供で業界を先導したいと考えている。子会社のトラベル・プラザ・トランスポーテーション(TPT)が運用するプロテラの電動バス購入は、その目標達成に向けて重要な一歩になる。

 ハワイでプロテラ製電動バスを購入する企業はJTBハワイが初めて。ハワイ州は、イゲ知事の提唱で2045年までに二酸化炭素(CO2)を一切排出しない国内初の経済圏になることを目指している。同州は現在、非商用のハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の構成比が全米2位となっている。さらに州都ホノルルは、住民1人当たりの太陽光発電導入率で全米首位。

 ハワイは特に公共輸送機関での化石燃料使用量を減らすことに力を入れている。州エネルギー省によると、州の石油消費量のうち公共輸送機関が占める割合はハワイが全米で最も高い。

 JTBハワイは、ハワイに設立された日系旅行社の第1号。TPTは1979年以来、観光客を対象に陸上の輸送サービスとツアーを提供しており、ハワイ諸島全土で年間150万人を運んでいる。