Wednesday, January 23, 2019 8:59 AM

グーグルの米ロビー活動費、18年は過去最高を更新

 アルファベット傘下グーグルは22日、2018年の連邦政府に対するロビー活動費が同社では過去最高の2120万ドルに上ったことを明らかにした。これまでの最高は12年の1822万ドルだった。当局が同社の幅広い事業慣行に監視の目を光らせていることが背景にある。ロイター通信が伝えた。

 政治資金監視団体センター・フォー・レスポンシブ・ポリティクス(CRP)のデータによると、グーグルは四半期ごとに連邦議会に提出する資料で、18年10〜12月期のロビー活動費は490万ドルだったことを明らかにした。前年同期の440万ドルをやや上回った。18年通年のロビー活動費は、17年の1804万ドルも上回った。

 フェイスブックの開示資料によると、同社の18年の連邦政府へのロビー活動費は1262万ドルで、これも過去最高を記録した。17年は1151万ドルだった。

 マイクロソフトの18年のロビー活動費は952万ドルで、17年の850万ドルを上回った。

 連邦議会や規制当局は、グーグルやフェイスブック、アマゾンといったインターネット大手の影響力を抑えるため、個人保護や独占禁止に関連する新しい法令の導入を検討している。