Wednesday, March 27, 2019 10:21 AM

「自動車業界は5Gの上客に」〜セアトCEO

 ロイター通信によると、VW傘下、スペインのセアト(SEAT)ルッカ・デメオCEOは第5世代移動通信(5G)について、自動車業界はその巨大な顧客となって膨大な額の投資が正当化されるが、もっと創造的になる必要があると強調した。

 車と携帯電話、路上の通信設備、小売り業者がつながることで膨大な情報のやり取りが可能になるとした。

 セアトは、搭乗者がドライバーの後ろに座る同社のコンセプトカー「Minimo(ミニモ)」の次世代モデルの発売を計画している。同モデルには都市部限定のレベル4(高次の自動運転)機能が備わる予定だ。セアトは「カーシェアリングの形態に可能性を感じている」(デメオ氏)といい、自動車の現在地を追跡でき、常に走り続けることで駐車料金を払う必要がなくなれば車のコストは50%減らすことも可能になると見ている。