Friday, April 04, 2025 6:58 AM

アウディ、3日以降に米入港した全車両の引き渡しを保留

 アウディは、トランプ政権による輸入自動車への25%の追加関税発動を受け、4月3日以降にメキシコおよび海外で組み立てられ米国の港に到着するすべての車両の引き渡しを保留している。

 オートモーティブ・ニュースが入手した同社のディーラー向けメモによると、2日までに到着した車両は全て通常通りに手続きが進められ、卸売りやディーラーへの納入が行われる。3日以降は、追加関税が適用されない車両を特定するためインボイスに「No Added Import Fee(追加輸入手数料なし)」のオプションコード($0)が表示され、3日時点でディーラーの車庫にある車両は全て「No Added Import Fee」と表示される。

 親会社のフォルクスワーゲン・オブ・アメリカも2日、米国外で組み立てられた車両に輸入手数料を上乗せする計画をディーラーに伝えており、この手数料はデスティネーション・チャージ(輸送費)に上乗せされる。

 アウディによると、3日時点でディーラーと港に3万7000台を超える在庫車両があり、これらは輸入手数料の影響を受けず、通常通り販売される。

 アウディが米国で販売する車はすべてメキシコまたは欧州から輸入されている。

 アウディ車のうち米国で最も売れている中型クロスオーバー「Q5」はメキシコで生産されているが、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の要件を満たしていないため状況は複雑だ。米国ではこの夏、モデルチェンジした「Q5」が発売される予定だが、新たな関税の影響を受ける可能性がある。トランプ大統領が発した大統領令によれば、今回の自動車関税はほかのあらゆる関税とは別に追加されるため、USMCAの基準を満たさないカナダとメキシコ製の車は計50%の関税が課される可能性がある。