Friday, September 16, 2016 10:00 AM

核実験停止の継続確認 保有五大国、北朝鮮を非難

 米国やロシア、中国など核保有五大国は15日、9月で採択から20年となった包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効に取り組むとした共同声明を正式に発表した。北朝鮮の5回目の核実験を踏まえ、爆発を伴う核実験の一時停止継続を確認し、他国にも同様の措置を要求した。

 五大国は14、15両日、ワシントンで各国の軍縮担当高官による核拡散防止条約(NPT)に関する会合を開き、15日に別の共同声明も発表。核実験や弾道ミサイル実験を続ける北朝鮮を「強く非難する」とした。

 CTBTに関する共同声明は「われわれの核兵器の保有や維持、管理はNPTやCTBTの目的と一致している」とし、五大国による核兵器保持を正当化した。(共同)