Tuesday, September 20, 2016 9:47 AM

シリア軍「停戦終了」表明 北部で空爆、戦闘再燃懸念

 シリアのアサド政権軍は19日、シリア内戦の終結を目指して米国とロシアが主導したアサド政権と反体制派の停戦が終了したとの声明を発表した。発表後に北部の激戦地アレッポでは空爆が行われ、死傷者が出た。12日に発効した停戦が崩壊し、戦闘が再燃する懸念が高まっている。

 ただ、反体制派を支援する米国務省は19日、停戦延長の用意があるとの声明を発表。アサド政権の後ろ盾であるロシアに停戦への見解を明らかにするよう求めた。

 停戦合意にこぎ着けたケリー国務長官とロシアのラブロフ外相は国連総会開催中のニューヨークで顔を合わせる見通しだ。(共同)