Tuesday, September 20, 2016 9:47 AM
北朝鮮支援の中国企業捜査 米中当局、核開発巡り
ウォールストリート・ジャーナル電子版は20日までに、米中両国の当局が、北朝鮮の核開発を支援してきた疑いがある中国遼寧省の企業の捜査に乗り出したと報じた。5回目の核実験を行った北朝鮮への対応で連携する姿勢を示す狙いとみられる。
疑惑が持たれているのは、北朝鮮との国境にある遼寧省丹東市の貿易会社「鴻祥実業発展有限公司」。ウラン濃縮に使う遠心分離機の開発に必要な金属を北朝鮮に提供していたとされる。核開発の資金源とみられる北朝鮮の国営企業と合弁企業を設立したこともあるという。
米司法省は8月、北京に当局者を派遣し、北朝鮮が国連や米国などの制裁から逃れるために鴻祥実業と取引していると指摘。中国当局は「重大な経済犯罪」の疑いで捜査に着手し、同社や女性経営者の資産の一部を凍結した。米司法省は近く米独自の法的措置について公表する見込みという。(共同)
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