Thursday, November 21, 2019 9:01 AM

ハネウェルとルフトハンザ、高度の予想保守で提携

 ハネウェル(Honeywell)とルフトハンザ航空(Lufthansa)は、保守(整備)分析による業務効率化を航空業界もたらすべく、ハネウェル・フォージ(Honeywell Forge)をエイヴィエーター(AVIATAR)上で提供するために協業を始めた。

 エイヴィエーションプロス誌によると、両社は提携のもと、航空業界向けの包括的データ分析ソリューションを共同開発し、航空機整備のためのデータ収集と分析を包括的にデジタル化するプラットフォームによって、航空業界が分析と予想分析ツール群を活用できるようにする。

 同プラットフォームが完成すれば、航空会社らは、データ分析にもとづく的確な保守や点検、整備を実行しやすくなり、その結果、整備にかかる時間の節約と航空機運用コストの削減、航空機稼働率の向上、安全性の向上を実現できると期待される。

 ハネウェル・フォージは、データの収集と分析、分析結果の活用を簡便化する産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)プラットフォーム。一方、エイヴィエーターは、ルフトハンザ航空傘下のルフトハンザ・テクニック(Lufthansa Technik)が開発した航空機整備スマート化プラットフォームで、機体の点検や整備をデータ分析によって効率化する。

 両社は、航空業界向けのハネウェル・フォージ・コネクテッド・メインテナンス(Connected Maintenance)をエイヴィエーター上で活用できるようにする計画だ。

 ルフトハンザ・テクニックには、航空機の保守や整備に関する長年の経験と専門知識があり、ハネウェルには、汎用的なIIoTおよび産業データ分析技術の応用に強みを持つ。両社はそれらを融合させることで「包括的なデジタル・メインテナンス・ソリューションに関する新たな選択肢を航空会社に提示したい」と、ハネウェル傘下のハネウェル・エアロスペイス(Honeywell Aerospace)のジム・クーリア販売担当社長は述べた。

【https://www.aviationpros.com/tools-equipment/maintenance-it/press-release/21114861/lufthansa-technik-honeywell-and-lufthansa-technik-to-bring-new-level-of-predictive-health-management-expertise-to-airlines】