Friday, March 06, 2020 9:46 AM

スバル、インディアナ工場に1.5億ドル投資へ

 SUBARU(スバル)は、インディアナ州ラファイエットの工場敷地内に変速機組み立て施設と交換用部品の施設を新設する。総工費は1億5800万ドル。同社の最大市場である北米で成長を継続させるのが狙い。

 オートモーティブ・ニュースによると、新施設の着工は2020年夏の予定だが、どの程度の面積が追加されるかは不明。変速機組み立て施設は現在の完成車組み立て工場に併設され、交換用部品の施設は独立棟となる。スバルは今回の投資で350人の雇用が生まれると見込んでおり、プロジェクトが完了すれば同工場の従業員総数は6500人になる。

 スバルはラファイエット工場で、中型クロスオーバー「アウトバック」、3列クロスオーバー「アセント」、中型セダン「レガシィ」、小型車「インプレッサ」を製造している。同工場の操業開始は1989年。

 スバルは19年、米新車販売台数が前年比2.9%増の70万117台となり、年間最多記録を11年連続で更新した。20年は72万5000台を目標に掲げ、さらなる記録更新を目指している。

 インディアナ州での生産台数は、スバルの19年米販売の半数以上を占める。最も売れた車種は「アウトバック」で18万1178台、4番目の「アセント」は8万1958台だった。