Wednesday, March 25, 2020 9:57 AM

シティ、国内支店の15%を営業停止に

 金融大手シティグループは24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国内支店の最大15%を一時営業停止にすると発表した。

 ロイター通信によると、シティの広報担当者は「利用者や地域社会に自主隔離の動きが広がり、来店者数や市場の動きが変わっていることが分かった。最善策として一時的に支店の閉鎖を始めた」と説明した。

 シティは、主要6都市を中心に国内に約700支店を持つ。一部の支店を閉鎖するほか、営業時間も一時的に短縮し、重要なサービスの提供を維持するため人員の配置転換を行う。

 シティに先立ち、米銀首位のJPモルガン・チェースは先週、支店を一時的に約20%閉鎖し、約4000店で営業すると発表した。バンク・オブ・アメリカも、支店の営業時間を短縮したという。

 銀行は必須の産業と見なされ、連邦政府が義務付けた事業閉鎖の対象からほとんど除外されている。このため多くの企業は従業員を自宅勤務にしているが、銀行は支店の大部分、コールセンター、トレーディングの業務を続けている。