Monday, June 27, 2016 11:09 AM

ボッシュ、メキシコに投資〜工場拡張で1億ドル超

 ボッシュは、メキシコで約1億230万ドルの設備投資を行い、モビリティ・ソリューションズ(自動車用部品)部門のサンルイスポトシ、アグアスカリエンテス両工場を拡張する。アグアスカリエンテス工場では6月中にメキシコ市場向けのアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)と横滑り防止装置(ESP)の製造を始める。

 サプライヤービジネスによると、ボッシュはこのほか、2019年までにケレタロ州に総工費約7950万ドルでステアリング・システム工場を建設する予定。メキシコで11カ所目となる同工場では600人の雇用を計画している。

 ボッシュはメキシコの長期的な成長を見込み、大規模な投資を続けている。12〜15年の投資総額4億910万ドルの大部分はトルーカおよびシウダーフアレスの自動車部品工場、エルモシヨのセキュリティ・システム工場につぎ込まれた。研究・開発(R&D)拠点としてもメキシコを重視しており、14年にはグアダラハラに米州では初のソフトウェア・エンジニアセンターを開所した。

 ボッシュのメキシコ進出は1955年に始まり、これまでの累計雇用数は1万3000人。今後3年で3000人の新規雇用を計画している。