Thursday, September 29, 2016 10:03 AM

USJとヤフーが転売対策 電子チケットの活用検討

 大阪市の映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は29日、IT大手のヤフーと提携し、チケットの転売防止対策を強化すると発表した。スマートフォンを使った電子チケットの運用など購入者の認証をしやすくして転売ができない仕組みを導入する。

 ヤフーが年内をめどに導入する新サービスを活用する。サービスでは購入者がテーマパークなどに行けなくなった場合、ヤフー側がチケットの譲渡を受け、第三者に再販売するといった対策も検討するが、USJは再販売に関しては実施する予定はないとしている。

 正規のチケットの流通を促すため販売面でも協力する。インターネット上の専用サイト「ヤフー!チケット」で1日券、2日券、年末イベント向けチケットの3種類を10月から売り出す。行列に並ばずにアトラクションが利用でき、転売対象となりやすい「エクスプレス・パス」も年内に取り扱いを始める予定だ。(共同)