Wednesday, May 13, 2020 10:04 AM

4月消費者物価、0.8%低下〜コアは0.4%低下

 労働省が12日発表した2020年4月の消費者物価指数(1982〜84年=100)は256.389となり、季節調整後で前月比0.8%低下した。落ち込みはリーマン・ショック後の08年12月以来11年4カ月ぶりの大きさとなった。

 同省ウェブサイトによると、月ごとの変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比0.4%の低下。集計が始まった1957年以来最大の落ち込みだった。前年同月比(季節調整前)は総合指数が0.3%上昇、コア指数は1.4%の上昇だった。

 品目別の前月比は、エネルギーが10.1%の低下。うち燃料油は15.6%低下、ガソリンは20.6%低下、天然ガスは0.2%上昇、電気は0.1%上昇だった。食品は1.5%上昇だった。

 コア項目では、新車が横ばい、中古車は0.4%低下した。衣料は4.7%低下、航空運賃は15.2%低下。帰属家賃(持ち家の家賃相当コスト)は0.2%の上昇だった。