Wednesday, May 20, 2020 9:41 AM

4月住宅着工件数、30.2%減〜下落率最大、コロナが影響

 商務省が19日発表した2020年4月の住宅着工件数は、季節調整後の年率換算で前月比30.2%減の89万1000戸となった。ロイター通信によると、下落率は1959年に同省が統計を開始して以来最大。新型コロナウイルスの感染拡大を抑える措置によって経済活動が停止したことで建設が滞った。前年同月比は29.7%減だった。

 同省ウェブサイトによると、4月は主力の一戸建て住宅の着工件数が前月比25.4%減少、5世帯以上の集合住宅も40.3%減少した。

 着工件数の先行指標となる建設許可件数は、前月比20.8%減の107万4000戸。前年同月比は19.2%減だった。そのうち一戸建ては前月比24.3%減、5世帯以上の集合住宅は12.4%減だった。

 地域別の着工件数は、北東部が前月比43.6%の減少、中西部は14.9%減、南部は26.0%減、西部は43.4%減だった。