Thursday, May 28, 2020 9:49 AM

トヨタ、4月世界生産半減 減少率はリーマン以来

 トヨタ自動車が28日発表した4月の世界生産は、前年同月比50.8%減の37万9093台と半減した。新型コロナウイルス流行の影響で需要が急減し、北米などで操業の全面停止を余儀なくされた。減少率はリーマン・ショックの影響を受けた2009年2月の53.3%減以来の大きさとなった。

 外出制限の広がりによる経済活動の停滞が響いて、海外生産はマイナス66.2%の16万1039台に落ち込んだ。減少率は統計がある04年1月以降で最大。北米と中南米で生産台数がゼロとなり、欧州でも99.2%減少した。国内生産は愛知県などの工場を一時停止したため25.9%減の21万8054台だった。

 世界販売は、販売店の営業休止などで46.3%減の42万3302台だった。減少率は統計がある01年1月以降で最大。北米が56.4%減、欧州が83.4%減になるなどし、海外販売は51.1%減の32万5739台となった。国内販売は20.1%減の9万7563台。(共同)