Monday, December 07, 2020 8:50 AM

ブラックベリーとアマゾン、自動車用ソフト基盤を開発

 カナダのセキュリティーソフトウェア開発会社ブラックベリーとアマゾンのクラウド電算サービス部門アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)は、自動車メーカーとサプライヤーが車両データを標準化し、収益を生む新機能やサービスの展開を促進させるのに役立つクラウドベースのソフトウェア・プラットフォーム「BlackBerry IVY」を開発した。

 ロイター通信によると、「IVY」は新しい高度な車両データ基盤で、複数のブランドやモデルにまたがる車載アプリケーションや通信接続サービスの構築、展開、収益化に要する時間を短縮し、自動車メーカーがさまざまな開発者と協力してアプリやサービスの開発を加速させることが容易になる。

 自動車メーカーはこれまで、車両で生成された各種データを外部の技術プロバイダーと共有することに消極的だったが、「IVY」はフォルクスワーゲン(VW)やゼネラル・モーターズ(GM)などが開発した新しいデジタル車両アーキテクチャーを補完し、同時に実行できるように設計されている。