Tuesday, December 08, 2020 9:14 AM
ウーバー、自動運転部門をオーロラに売却へ
配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、傘下の自動運転技術開発事業ウーバー・アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)を、同じ技術を開発する新興企業オーロラ(Aurora)に売却する。両社が7日発表した。
ロイター通信によると、関係筋は、株式を通じた取引によってATGの企業評価額が40億ドルになったと明かした。ATGが2019年、トヨタ自動車やソフトバンクグループなどのコンソーシアム(企業連合)から10億ドルを調達した時の評価額は72億5000万ドルだったため、ATGは大きく評価額を下げたことになる。
関係筋によると、ウーバーはATGを売却した後オーロラに4億ドルを投資する。この結果オーロラの評価額は100億ドルになる。
自動運転のトラック、乗用車、配送用車を開発するオーロラは、ウーバーと協力してウーバーの配車および食品配達ネットワークに自動運転車(AV)を組み込む。ウーバーは物流基盤の構築にも取り組んでいるが、現在は自社所有のトラックはない。
ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOはロイターに、ATGの売却によってウーバーは21年末までに調整後ベースで利益を出すという目標に近づくと語った。同氏はオーロラの取締役に加わる。
オーロラは、自動運転車の開発に取り組む多くの新興企業、自動車メーカー、大規模なテクノロジー企業の1つ。ピッチブックのデータによると、19年9月の評価額は30億ドル超だった。
https://www.reuters.com/article/us-uber-atg/uber-sells-atg-self-driving-business-to-aurora-at-4-billion-idUSKBN28H2RX