Tuesday, December 15, 2020 9:13 AM

イノビズ、米でSPAC上場へ〜ライダー企業、今年4例目

 イスラエルの新興ライダー(光検知・測距装置)開発企業イノビズ・テクノロジーズは、特別買収目的会社(SPAC)コレクティブ・グロウス(Collective Growth、テキサス州オースティン)との合併を通じてナスダック市場に上場すると発表した。

 ブルームバーグ通信によると、コレクティブは1億5000万ドルの現金を用意し、投資家から2億ドルの資金を調達して、合併後の会社は時価総額14億ドルとなる見込み。合併の手続きは2021年1〜3月期に完了する予定。

 自らは事業を営まず、非上場会社を買収することだけを目的に上場しているSPACとの合併は、非上場の新興企業の手っ取り早い資金調達法として一般的になっている。ライダー関連企業で20年にSPAC上場を決めたのはイノビズが4社目で、ルミナー・テクノロジーズも最近、ゴアズ・メトロポロス(Gores Metropoulos)と合併して上場したほか、夏にはベロダイン・ライダーがグラフ・インダストリアル(Graf Industrial)との合併で上場、11月にはエバ(Aeva)がインタープライベート・アクイジション(InterPrivate Acquisition)との合併に合意している。