Friday, October 14, 2016 10:24 AM

涙の市民、沿道埋める タイ国王遺体、王宮に安置

 13日に88歳で死去したタイのプミポン国王の遺体が14日、入院していた首都バンコクのシリラート病院から車で移送され王宮に安置された。喪服を着た数え切れないほどの人が約4キロの沿道を埋め尽くし、敬愛する「国父」の死に涙を流した。

 王宮でワチラロンコン皇太子らがお清めの儀式を行った後、僧侶らが100日以上にわたり読経などを続ける。各国の王族や皇族が参列する葬儀はその後に行われる見通し。

 タイは14日から1年間の服喪期間に入った。30日間は政府関連庁舎や学校での半旗掲揚を義務付け、政府職員は1年間喪服を着用する。テレビ局も30日間、娯楽番組の放送を控える。暫定政権は14日、同日を特別の休日とし、国民に娯楽活動を控えるよう求める通達を出した。(共同)