Friday, December 18, 2020 8:19 AM

ボストン・ダイナミクス、BPの洋上施設に犬型ロボットを提供へ

 ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)は、4脚歩行犬型ロボット「スポット(Spot)」をBPの海洋石油開発プラットフォーム(洋上施設)向けに業務利用できるよう、プログラミングを進めている。

 ロイター通信によると、BPは、メキシコ湾沖190マイルにある同施設において各種の計測や衝突危険検出、施設内地図化、メタン漏れ検出を自動化したい考えで、そのためのロボットとしてスポットを試験運用する計画だ。

 BPのアダム・バラード設備技術管理責任者は、スポットを導入することで現場作業員数を減らせるほか、作業員たちが別の重要な職務に割ける時間を増やすことができるようになる、と期待を寄せる。

 同氏によると、「洋上施設では、数人の担当者らが1日に数時間かけて施設内を歩き回り、さまざまの計器類を読み、施設内の音を聞き、施設を危険にさらす出来事が洋上で起きていないかどうかといった異常をつねに探している」。

 「われわれは、スポットを使うことで、それらの観察や点検、見回りを自動化し、スポットが集める各種の検知および検出情報を中央運営拠点から遠隔確認できるようにしようと考えている」と同氏は話した。

 ソフトバンクがアルファベットから買収したボストン・ダイナミクスはこれまで、研究機関や軍部との共同研究によって革新的ロボティクスの開発に注力してきたが、近年には、産業向け商業化機会の開拓に重点を置くようになった。過去数ヵ月間には、フォードの大型工場内地図化や病院での遠隔医療向け道具として契約をあいついで獲得している。

 スポットは、搭載する装置類や機器類、プログラムを変えることで目的に応じた機能をもたらす。スポットの価格は、用途や規模に応じた契約内容によって大きく異る。BPとの契約でのスポットの価格は公表されていない。スポットの基本価格は7万4500ドルだ。

 ソフトバンクは、ボストン・ダイナミクスの黒字化を見通せないため、韓国現代に売却する交渉を進めている。

https://www.reuters.com/article/us-bp-boston-dynamics-robot-oil-rig/boston-dynamics-dog-robot-spot-learns-new-tricks-on-bp-oil-rig-idUSKBN27T2SB