Thursday, January 28, 2021 9:08 AM

レヴォルート、法人向け決済ツールを市場投入

 ロンドン拠点のフィンテック新興企業レヴォルート(Revolut)は先日、オンライン支払いを受けられるようにするツールを法人顧客向けに市場投入した。

 CNBCによると、同ツールは、オンライン決済ソフトウェアにプラグインとして追加して使えるほか、カードによる支払いを受理するための独自の機能を構築することもできる。さらに、それを使う商業者が購入客にリンクを送信して、そこで支払い手続きをできるようにする。

 それらのサービスは現在、欧州のみで提供されている。

 5年前にロンドンで設立されたレヴォルートはこれまで、現金管理と支払いカードの消費者向けサービスをおもな製品としてきたが、過去2〜3年ほどのあいだに法人向けを中心にほかのサービスの展開を積極化させている。

 同社の既存サービス群は、使いやすい設計のアプリケーションと有利な外国為替レートを売りに利用者数を急増させており、2017年の市場投入からこれまでに50万人以上の利用者を獲得した。

 今回投入された新しいツール群は、オンライン決済市場に参入する動きを明確に打ち出したものだ。同市場では、いくつものフィンテック新興企業らが顧客獲得をねらって競争がすでに激しくなっている。競合社には、米国のストライプ(Stripe)やオランダのアディエン(Adyen)、英国のチェックアウト・ドット・コム(Checkout.com)がある。

 「支払いはどんな事業においても重要だ。そこで、法人口座の需要を満たすだけでなく、支払いを受ける際の要件も満たすような製品を開発した」と、レヴォルートのニック・ストロンスキーCEOは話している。

 デジタル決済市場は、新型コロナウイルス・パンデミックの影響による電子商取引の拡大とともに成長してきた。アクセンチュアの調べによると、欧州では現金決済が著しく減少する見込みだ。英国では、2020年の現金決済が最大28%減になると予想される。

 レヴォルートの企業評価額は55億ドルで、欧州のフィンテック新興企業のなかでもっとも高額評価されている一つだ。ただ、同社は大きな赤字を出している。2018年の売上高は180%増の1億6270万ポンドだったが、損失は3倍増の1億650万ポンドだった。

https://www.cnbc.com/2020/12/04/revolut-takes-aim-at-stripe-with-payment-software-for-businesses.html