Monday, March 29, 2021 7:59 AM

米国またはヨーロッパにEVバッテリーセル工場を建設〜フィスカー

 フィスカー(CEO Henrik Fisker)は、米国またはヨーロッパのいずれかに電気自動車(EV)バッテリーセル工場を設立することを検討していると、ロイターが報じた。バッテリーサプライヤーと提携して工場を設立し、プリズムセル(prismatic cells)を使用する。

 フィスカーは将来車両用の全固体電池(ソリッドステートバッテリー)にも取り組んでいる。CESで、動作中の全固体電池をケースに入れて展示し、実際のバルク電池をケースなしで展示したことがある。

 キャタピラーベンチャーキャピタルは、2018年10月に全固体電池技術のためにフィスカーに戦略的投資を行った。建設、エネルギー貯蔵、輸送、および鉱業での使用に備えた投資だった。

 フィスカーは、フォックスコン(Foxconn)ともEVの共同開発、製造で提携している。車両のコードネームは「Project PEAR」(パーソナルエレクトリックオートモーティブレボリューション)で、フォックスコンは年間25万台以上の車両を製造する予定。生産は2023年第4四半期に開始し、2022年第4四半期にオーシャン(Ocean)SUV発売後、フィスカーには2車種目となる。

 オーシャンは、マグナがヨーロッパで製造する。フィスカーは、2021年の夏にプロトタイプを発表する予定だ。