Tuesday, August 03, 2021 10:27 AM

グーグル、クアルコムのチップから自前に切り替え

 グーグル(Google)は8月2日、グーグル・テンサー(Google Tensor)と呼ばれる独自のスマートフォン向けプロセッサーを開発する計画を打ち出した。

 CNBCによると、グーグルはこれまで、独自のスマートフォン「ピクセル(Pixel)」にクアルコム(Qualcomm)のチップを搭載してきたが、チップをみずから設計することでクアルコムを切り捨てる方針だ。

 グーグルの決定は、アップル(Apple)を追随するものだ。アップルは、インテル(Intel)のチップを採用してきたが、最新型のアイフォーン(iPhone)では独自設計のチップに切り替えている。

 グーグルは、アップルと同じように英チップ設計大手アーム(Arm)の設計を土台にしてグーグル・テンサーを開発する。アームの設計は省電力にすぐれており、ほとんどのモバイル端末に搭載されるチップの基本設計となっている。

 クアルコムは、スナップドラゴン(Snapdragon)プラットフォームを基盤とする将来の製品においてグーグルとの協業を続ける、と話した。

 グーグル・テンサーは、基幹機種の最新型となるピクセル6およびピクセル6プロに搭載される。それらは2021年10月に発売される見通しだ。

https://www.cnbc.com/2021/08/02/pixel-6-will-have-processor-designed-by-google.html