Thursday, August 19, 2021 10:56 AM

ブラックベリー、安全な車内決済ソリューションを開発

 カナダの通信セキュリティー・ソフトウェア開発大手ブラックベリー(BlackBerry)は先日、自動車向け安全な決済ソリューション「ブラックベリー・アイヴィー(IVY)」を発表した。

 同社のプレス・リリースによると、車は同ソリューションによって、銀行の決済通信網に安全に接続し、燃料や通行料、駐車場、保険、整備、そのほかのデジタル財布機能といった頻繁に使われるサービスの検証や決済を自働化する。

 ブラックベリーは、カリフォルニア州拠点の新興企業カー(Car)IQと提携して同ソリューションを提供する。カーIQは、ブラックベリーの車載末端電算(エッジ・コンピューティング)や車両検知器群への直接アクセスを活用する。

 ブラックベリーのピーター・バーク副社長(アイヴィー製品および生態系担当)は、「カーIQとの協力関係を通じて、同市場向けにブラックベリー・アイヴィーの末端間製品の価値を実証できる」「検知データと末端電算へのアクセスによって、非常に安全な車載決済ソリューションを実現できる」と話している。

 ブラックベリー・アイヴィーは、クラウド接続型の高拡張性ソフトウェア・プラットフォーム。ブラックベリーは、輸送および移動サービス業界向けにブラックベリー・アイヴィー諮問委員会を1月に設立している。

 カーIQ設立者のスターリング・プラッツCEOは、「ブラックベリー・アイヴィー・プラットフォームを活用することで、最新の車載決済ソリューションをより迅速に市場投入でき、接続車向け決済市場で利用者を獲得できる」と話した。

 また、「当社のソリューションを車両の共通プラットフォームに完全に組み込むことができるようになり、最高水準のセキュリティーを提供できるだけでなく、銀行や商店にとっては複雑さを大幅に軽減できる」とプラッツCEOは述べた。

https://blogs.blackberry.com/en/2021/08/blackberry-ivy-to-provide-secure-vehicle-based-payments