Thursday, November 04, 2021 10:59 AM

マイクロソフト、RPAの機能拡充に注力

 マイクロソフト(Microsoft)は11月2日、新製品発表催事イグナイト(Ignite)を仮想開催し、ロボティック業務過程自動化(robotic process automation=RPA)の拡充を支援するパワー・オートメイト(Power Automate)プラットフォームの刷新を発表した。

 ベンチャービート誌によると、そのおもな機能向上には、業務処理過程の認識力や協業ボット(ソフトウェア)の開発、RPAソフトウェアを仮想デスクトップに対応させる機能拡張が含まれる。

 RPA市場においてはマイクロソフトは後発組だが、同社はRPA市場での存在感増強に注力している。パワー・オートメイト・プラットフォームの刷新はその一環だ。マイクロソフトが同分野で勢力を急進させることができる背景には、同社がこれまで法人向けソフトウェア市場で普及させてきた各種の生産性アプリケーションやウィンドウズOSとの統合、アジュール・クラウド基幹設備の存在がある。

 パワー・オートメイト事業部の統括責任者スティーブン・シチリアーノ氏は、「どの業務処理過程が時間をもっともムダにし、自動化による潜在的可能性がもっとも大きかを前もって理解することは多くの会社にとってきわめて価値が高い」と話した。

 同氏の班では、パワー・オートメイト基盤のプラットフォームによって、「完全なる超自動化ライフサイクルをさらに進化させる単一の末端間ソリューション」の提供を目指している。また、「それをマイクロソフト365と統合しウィンドウズOSに組み込むことが当面の目標だ」と同氏は述べた。

https://venturebeat.com/2021/11/02/tools-to-scale-robotic-process-automation-enhanced-by-microsoft/