Friday, November 19, 2021 7:19 AM

リビアン、アトランタ近郊に第2工場建設か

 新興EVメーカー、リビアン・オートモーティブ(Rivian Automotive、カリフォルニア州)が、第2工場をジョージア州に建設する可能性があると、アトランタ・ジャーナル・コンスティチューションが伝えた。電動トラックを製造するリビアンは、アトランタ東部の土地に関する交渉の最終段階に入っており、同地が車両やバッテリーの生産拠点となる見込みだ。

 オートモーティブ・ニュースによると、リビアンは、場所の特定を避けながら「第2工場を開設するに当たり、競争力を高めるため複数の場所と協議している」と認めた。「交渉には候補地に関して住民に説明するといった手続きが必要な可能性も含まれる。ただこうした手続きが最終決定を意味するわけではない」と説明した。

 リビアンは10日、ナスダック市場に上場し、約160億ドルの現金を確保している。

 同社は、約50億ドルをかけて新工場を建設すると表明している。投資家向けの目論見書では、車種を追加して、既存のイリノイ州ノーマル工場の上限である年間15万台よりも多くEVを生産しない限り利益は望めないと説明している。

 EVメーカーとサプライヤーの誘致に熱心なジョージア州は2021年初め、アトランタ南西約70マイルの場所に韓国のSKバッテリー・アメリカを誘致するのに成功し、26億ドルで工場が建設されることになった。同州には起亜の車両生産工場もある。

 情報筋がアトランタ・ジャーナル・コンスティチューションに語ったところによると、リビアンの工場はモーガン、ニュートン、またはウォルトン郡に建設される可能性が高い。