Tuesday, December 07, 2021 9:08 AM

インテル、自動運転部門モービルアイの上場を計画

 半導体大手インテルが、傘下の運転支援ソフト開発企業モービルアイ(Mobileye、イスラエル)の株式上場を計画していることが分かった。

 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が6日、関係者の話として報じたところによると、インテルは早ければ今週中に計画を発表する見通し。モービルアイの企業価値は500億ドルを上回る可能性がある。ただ、インテルが計画を実行するかどうか確実ではないという。

 インテルが2017年、約150億ドルで買収したモービルアイは、独自開発の画像処理半導体「EyeQ」を基にしたカメラシステムの開発を専門とし、車の自動運転システムを支える重要な技術を提供する。インテル傘下となって以来、同社の売上高はほぼ3倍に増加し、21年7〜9月期は売上高が前年同期比39%増の3億2600万ドルだった。同期のインテルの売上高は190億ドルを超えた。

 モービルアイの株式を上場することで、インテルは輸送の将来を支える企業に注目する投資家を引きつけられると考えられる。