Thursday, January 27, 2022 9:21 AM

自動車部品大手、ADAS技術を保健分野に活用

 一部の自動車部品大手は、先進運転支援システム(ADAS)用に開発した技術の多くが保健分野でも役立つことに気づいており、今後は自動車以外にも自社の技術を応用する計画だ。

■新型コロナの感染を検出

 オートモーティブ・ニュースによると、仏ヴァレオ(Valeo)は今月ラスベガスで開催された国際家電IT見本市CESで、新型コロナウイルスの感染症状を検出できる端末を展示した。本人と接触することなく、2分以内にPCR検査と同等の精度でウイルスに感染しているかどうかを判断できるという。

 ヴァレオの検出システムは、ドライバーの顔に焦点を当て、前方に注意を払い、警戒を怠っていないことを監視するADASのドライバー監視技術と同じレーダー、カメラ、人工知能(AI)技術を活用して新型コロナ感染症の兆候を調べる。

 同社はいくつかの保健機関と協力してこのシステムを開発しており、ベルギー、エジプト、フランス、インド、モロッコ、タイ、チュニジアなどの研究機関がヴァレオのシステムを使った臨床試験を計画している。最終的には、離れた場所から生体反応を監視できる小型の端末も提供する予定で、病院の救急治療室で患者の管理がより簡単になると期待される。