Thursday, February 10, 2022 8:15 AM

マグナ、独メーカーから車内監視システムを大量受注

 カナダのマグナ・インターナショナルは、ドイツの自動車メーカー1社から、車内ミラーにカメラと電子部品を組み込んだドライバー監視システム(DMS)の大量注文を獲得した。生産開始は2024年の予定。

 マグナのプレスリリースによると、同社のシステムは、ミラーの裏側にカメラが置かれており、高度なソフトウェアを用いてドライバーの頭や目、体の動きを監視し、注意力の低下を示す行動、眠気、疲労の兆候などを検出する。ほかの搭乗者を監視する機能も備えている。

 マグナ・エレクトロニクスとマグナ・メカトロニクス・ミラー&ライティングの社長を務めるジョン・オハラ氏は「よそ見運転は依然として世界の自動車事故の主因の一つであり、多くの市場でドライバー監視は標準的な安全技術になっている。当社は、カメラとミラー技術における実績と専門知識によって、将来の新車評価プログラム「ユーロNCAP」とGSR(一般安全規則)の要件を満たし、スペース、スタイリング、コストを最適化する革新的なシステムソリューションを開発できた」と話している。

 マグナは1月、中国の合弁事業がフォルクスワーゲンの電動クロスオーバー「ID.4」用セカンダリーeドライブシステムの量産を開始したと発表している。

https://www.magna.com/company/newsroom/releases/release/2022/02/07/news-release—magna-lands-industry-first-award-for-integrated-driver-and-occupant-monitoring-system