Wednesday, October 19, 2022 7:02 AM

ステランティス、北米でEV電池工場2カ所追加へ

 ステランティスは、北米で2030年までにEV用電池工場が4カ所必要になるとの見通しを示した。北米部門のマーク・スチュアート最高執行責任者(COO)が語った。

 ステランティスはすでに、インディアナ州とカナダで1カ所ずつ合弁の電池工場を開設すると発表している。スチュワート氏によると、米国またはカナダ、メキシコにさらに計2カ所必要になる。最初の2工場は25年の稼働開始を予定している。

 同氏は「現在のような市場の状態が26年の半ばから後半まで続いた場合、26年末か27年初めには3つ目の工場を稼働させないといけない。すでに第3の工場について協議を始めている。可能なら第4工場についても検討を開始する。30年までには4つ必要だ」と述べた。

 インディアナの電池工場は韓国サムスンSDIとの合弁事業であり、カナダ工場は韓国LGエナジーソリューションと共同で建設する。スチュアート氏によると、追加の2工場の提携先は検討中で、第3の電池工場に関しては23年4-6月期までに何らかの発表を行う。

 同氏はまた、過去2週間で決定した方針として、ステランティスが電動バンの年間生産能力をほぼ倍の20万台以上に拡大すると話した。23年型の電動バンは13時間で完売したといい「今後も生産台数は増える」と述べた。