Wednesday, December 07, 2022 11:29 AM

TSMC、アリゾナ新工場群の年商は100億ドル

 TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)は12月6日、アリゾナ州に二つのチップ工場を建設するのに初期投資額を当初の3倍以上の400億ドルに増やすとともに、生産開始後の年間売り上げを100億ドルと見積もっている、と話した。

 ロイター通信によると、同社は、4ナノメートル技術に対応する最初のチップ製造施設を2024年までに稼働開始し、近接する二つ目の施設では3ナノメートルのチップを2026年までに生産開始する計画だ。3ナノメートルは、現時点での最先端のチップ技術だ。

 「両工場が完成すれば、年間60万枚以上のウエハーを製造できる。それは年間100億ドルの売上高に相当する」と、TSMCのマーク劉会長は述べた。

 国家経済会議によると、その量は「米国の年間需要を満たすのに十分」だ。

 劉氏は、それら二つの新工場によって1万3000件の高賃金技術職が創出され、そのうち4500件はTSMCで雇用され、残りは供給会社らによって埋められる、と説明した。

 同社の主要顧客には、アップルやエヌビディア、AMD(Advanced Micro Devices)がある。

 TSMCは、600人近い半導体工学者らをすでに採用した。それらのチップ技術者らは、研修のために台湾に派遣されている。

https://www.reuters.com/markets/us/tsmc-expects-10-billion-annual-revenue-arizona-fabs-2022-12-06/