Friday, March 24, 2023 6:45 AM
リア、デトロイトのシート工場を拡張
自動車用シート大手リア(Lear、ミシガン州)は、デトロイト工場を拡張する。
オートモーティブ・ニュースによると、リアはキャデラックのプレス工場だった市内東部にある区画の26万8000平方フィート部分をリースした。
リアは、ノースポイント・ディベロップメント(本社ミズーリ州)が開発した68万4000平方フィートの区画の唯一のテナントとなっている。同社は22年後半、デトロイトとハムトラミクにまたがるGMのEV専用工場「ファクトリー・ゼロ」向けのシートの生産をジャストインタイム方式で始めたばかり。
リアは22年、インディペンデンス・タウンシップに8000万ドルを投じて工場を開設し、数百人の雇用を創出する計画も発表している。同工場では30年まで、GMのEV専用プラットフォーム(車台)「アルティアム」を使うフルサイズのSUVとトラック向けに、バッテリーディスコネクトユニット(車の電力系統に電源を安定して供給または遮断し、事故電流が発生した場合は電力系統を保護する装置)を生産する。
リアは、ミシガン州内でほかにもスターリングハイツ工場、トラバースシティー工場などに計3250万ドルの投資を計画している。
GMが22年にミシガン州での70億ドルのEV投資計画を表明して以来、リア、マグナといったサプライヤーは相次いで工場の拡張計画を発表している。