Friday, April 14, 2023 6:51 AM

ジョージア州に北米最大のEVバッテリーリサイクル工場

 アセンド・エレメンツ(Ascend Elements、マサチューセッツ州)は、リチウムイオン(Li-ion)電池リサイクル施設を、ジョージア州コビントンにオープンした。5000万ドルを投じたBase-1は同社初の商業規模工場で、北米最大のEV用バッテリーのリサイクル施設となる。

 22年8月に一部操業を開始し、現在は年間30,000トンの使用済みリチウムイオン電池および製造スクラップ(年間7万個のEV電池に相当)を処理する能力を有している。

 アセンド(Mike O’Kronley CEO)は、使用済みEVバッテリーやギガファクトリー製造スクラップから、重要なバッテリー金属を最大98%回収している。特許取得済みのHydro-to-Cathodeプロセスにより、新しいEV電池の正極材料の二酸化炭素排出量を最大90%削減する。

 施設は、再生可能エネルギーで駆動し、敷地内の廃水リサイクルおよび処理システムを備えている。従業員は約100名だが、24年までに185名に増やす。

 アセンドは、2015年設立、従業員数は200人。今年、2月には、ホンダとの提携を発表した。