Wednesday, August 23, 2023 6:49 AM

日立アステモがEV部品工場拡張に1.5億ドル

 日立Astemo(アステモ)アメリカズは、ケンタッキー州のベレア工場に1億5300万ドル投資する。工場施設を約7万平方メートル拡張し、生産設備を増強。新たに約160人を雇用する。ニュースイッチが報じた。主要取引先のホンダが25年に米国でEV生産を始めるのに対応、モーターとインバーターなどのEV関連部品を増産する。

 同州には、ほかにハロッズバーグ工場があり、両拠点の総雇用者は2100人となる。

 ホンダはGMと共同開発体制を組み、24年に北米で、中・大型クラスのEV2機種を投入する。また25年にはオハイオ州の工場で、ホンダ独自のEV専用プラットフォームを採用したEVの生産を始める計画だ。

 北米では日系メーカーが電動車の現地生産計画を争うように進めており、関連部品の需要増は必至。日立アステモも電動化部品の販売体制を強化する。

 今回の投資に対し、同社はケンタッキー州から10年間で最大240万ドルの税制優遇措置を受ける。